ガイドCOURSE GUIDE
この教材で学ぶこと 共通基礎から三社のクラウド、サービス比較、その他のクラウドへ進む6段階を確認します。クラウド学習ロードマップ
改訂日: 2026-09-05
概要
クラウドの共通原理を押さえ、AWS、Azure、GCPをそれぞれ学び、比較できるようになってからCloudflare・ニフクラなどへ広げる。 目標はサービス名を挙げることに加え、要件を受けて構成・権限・障害対応・費用を説明できること。
「基礎知識の習得 → 演習による定着 → 設計・運用への応用」の順で学ぶ。 資格取得済みの項目も演習で確認し、説明できる項目は速習、説明できない項目は本文へ戻る。
順序と完了条件
| 段階 | 教材 | 残す成果物 | 次へ進む条件 |
|---|---|---|---|
| 1. 共通基礎 | クラウド全般 | ベンダー名なしの構成図、責任分界表、RTO/RPO | 通信・データ・障害・費用の流れを説明できる |
| 2. AWS | 基礎から設計・運用へ | AWS構成図、権限表、監視・復旧手順 | IAM/VPC/データ/監視の設計理由を説明できる |
| 3. Azure | 基礎から設計・運用へ | Azure構成図、管理階層、RBAC割り当て表 | 認証・権限・リソース管理の違いを説明できる |
| 4. GCP | 基礎から設計・運用へ | GCP構成図、IAM表、ネットワークのスコープ表 | プロジェクトとVPCの境界、実行主体を説明できる |
| 5. 横断比較 | 類似サービスと設計の違い | 三社比較表、移植時の変更点 | 同等の目的と異なる仕様を区別できる |
| 6. その他 | その他のクラウド | Cloudflare/ニフクラを含む選定メモ | 組み合わせる理由と運用負担を説明できる |
任意の設計演習で使う架空の題材
理解した概念を比較したい場合の例題として、架空の「学習記録アプリ」を使う。実在の業務やシステムを表すものではなく、このアプリの開発が学習の目的ではない。利用者がログインし、教材を読み、学習進捗を保存する。
- 平常時の利用者は100人、研修開始時にアクセスが集中する。
- 教材ファイルと進捗データを分けて保存する。教材は利用者だけが閲覧できる。
- アプリケーションはHTTPSで利用する。DBをインターネットに直接公開しない。
- 学習上の仮定として、月間可用性目標99.9%、RTO 4時間、RPO 24時間とする。
- 単一ゾーン障害と誤削除に備える。リージョン全体の障害は別途、追加要件として評価する。
- まず机上で設計する。実習環境は合成データを使い、予算・利用時間・片付け対象を事前に決める。
これらは実案件の保証値ではない。章を進めるときは要件を変えず、構成や運用の違いを比較する。 可用性目標とRTOは同じ尺度ではなく、4時間の停止は月間99.9%の停止許容量を超え得る。
一つずつ一緒に進める方法
- 各章を小見出し一つずつ読む。最初は共通基礎の「クラウドとは何か」。
- 自分の言葉で2〜3分説明する。既知の項目でも責任や失敗時の挙動まで説明する。
- 共通題材に当てはめ、図・表・判断理由を残す。
- 章末問題に解答してから解答例を読む。別案でも要件を満たし、理由が説明できればよい。
- 実環境で確認したい疑問を整理し、次のハンズオンを決める。
読む時間は固定しない。SAA既習の知識量と、構築・復旧を自力でできるかは別々に判定する。
AWSで深める順序
AWS学習コース総合案内から、基礎・上級・開発・運用・DevOps・セキュリティ・営業・企画の8経路へ進めます。講座・実習・参考資料を使って、目的に合った学習を進めてください。
導入章のA1〜A6 → 設計・運用 → コンテナ → サーバーレス → DB。 その後、担当業務に応じてネットワーク、アプリケーション、オペレーション、DevOps、セキュリティを深める。 今回の入口教材は各領域の共通土台まで扱う。専門領域ごとの詳細ハンズオンは一つずつ追加する。
演習の評価基準
各観点を0〜2点で自己評価する。0は説明できない、1は資料を見れば説明できる、2は別案と比較して説明できる。
| 観点 | 見ること |
|---|---|
| 要件との対応 | なぜその構成で要求を満たせるのか |
| 通信と権限 | 誰がどの経路で何を操作できるか |
| 障害と復旧 | 何を検知し、どのデータからどう戻すか |
| 費用と運用 | 何に課金され、誰が日常運用するか |
| 根拠 | 仮定と公式仕様を分け、未確認点を残したか |
8点以上かつ「通信と権限」「障害と復旧」に0点がないことを目安に次へ進む。これは教材内の自己評価基準。
進捗チェックリスト
- 共通基礎の構成図と確認問題を完成した
- AWSで権限・通信・監視・復旧を説明した
- Azureで同じ要件を設計した
- GCPで同じ要件を設計した
- 三社の類似サービスと仕様差を比較した
- Cloudflare・ニフクラを含む選定理由を説明した
参考資料は各教材の公式資料リンクを参照。
配信基盤を深める: GitHub PagesとCloudflare Pages比較